富士フイルム「XF14mm F2.8 R」(photozone)

2016年10月6日

photozoneにFUJIFILMのXマウントレンズ「XF14mm F2.8 R」の製品レビューが掲載されていましたので、抄訳。

http://www.photozone.de/fuji_x/807-fuji14f28

454741022s598

  • レンズ本体は、金属製で堅牢であり良好な造りだ。しかし、フードレンズがこれまでの単焦点レンズとは異なり、チープなプラスチック製(「18-55mm f/2.8-4」と同様)な点が不満が残る。
  • AFは非常に速く、しかもほとんど無音だ。MFはモーター駆動。焦点距離のガイダンスがレンズとビューファインダーの両方に表示される。
  • 「湾曲」は驚いたことに、ほとんどゼロだ(0.4%の樽型)。これはRAWにも当てはまるので、自動補正は必須ではなくなる。
  • 一方、f/2.8での「周辺光量落ち」は最大で2.4EVとかなり大きい。f/8まで絞り値を上げると1.3EVまで改善するが、それでも良質(hot)とはいえない。JPEGモードでは補正が働くため、f/2.8で1EV、f/8で0.6EVであった。ただし、これは周辺のノイズが増えるというデメリットが伴う。
  • vignetting
    (data by photozone)

  • 「解像度」については非常に驚いたことに、FUJIFILMのレンズの中で最高記録を打ち立てた。f/2.8でも素晴らしく(excellent)であり、f/4とf/5.6では傑出(short of outstanding)していた。周辺部は中央部ほどではないか、それでも絞れば良好または非常に良好(good to very good)な画質であった。スイートスポット(おいしい絞り値)はf/5.6で、画面全域でとても良い(very good)解像力になった。回折のためf/8ではやや画質が落ちたが、f/11でも問題なく使用可能なレベルだ。
  • mtf
    (data by photozone)

  • 倍率色収差は、0.4px前後と小さく、心配する程度ではない。

<総評>
 「XF14mm F2.8 R」は、ほとんど欠点のない魅力的な超広角レンズだ。中央の解像力は非常にシャープで、周辺部も良好。倍率色収差の少なさも高画質に貢献している。歪曲はRAWでも十分少なく、このような広角レンズでこれは驚きだ。
 
 欠点は周辺光量落ちが非常に大きいことだが、多くのRAW現像ソフトとカメラのJPEGでは自動補正されるので問題は少ない。本体の造りもかんり良好で、防塵防滴でないこと以外はほとんど不満はない。値段がやや高いが、スペックについては文句がつけがたい。大いに推薦する。