ミラーレス一眼は「型落ち品」で十分?「中古」はダメ?その理由とは

2017年4月23日

カメラを新しく購入するとき、種類が多すぎてどれを買えば良いのか分かりませんよね。

初心者であればひとまずエントリーモデルを購入するのが無難ですが、「最新機種」を買うべきか、ちょっと前に発売された「型落ち品」を買うべきか、迷っている人は多いと思います。

結論から言いますと、「型落ち品」を買う方がメリットが大きいといえます。ミラーレス一眼はたった1つ型落ちしているだけで値段が数万円違うものの、性能に大きな差がない場合がほとんどだからです。

ここではカメラは型落ち品で十分だと理由をあげてみようと思います。

1.コスパが高すぎるから

例えばですが、OLYMPUSのエントリーモデルであるたPENシリーズで比較してみます。

執筆時点の最新機種はE-PL8、型落ち品はE-PL7です。主要なスペックを比較すると下記のような結果になります。

  OLYMPUS
E-PL7
(型落ち品)
OLYMPUS
E-PL8
(最新機種)
発売日 2014年9月20日 2016年11月1日
有効画素数 1,605万画素 1,605万画素
画像処理プロセッサ TruePic VII TruePic VII
手ぶれ補正
(3軸 3.5段)

(3軸 3.5段)
オートフォーカス ハイスピード
イメージャAF
(81点)
ハイスピード
イメージャAF
(81点)
連続撮影 8.0コマ/秒 8.5コマ/秒
ISO
(拡張)
100~1600
(100~25600)
100~1600
(拡張 100~25600)
シャッター 1/4000 ~ 60 秒 1/4000 ~ 60 秒
モニター 104万ドット
チルト可動
上180°
タッチパネル
104万ドット
チルト可動
上180°
タッチパネル
動画 FHD/30p
(約30分まで)
FHD/30p
(約30分まで)
撮影枚数
(バッテリー)
350枚 350枚
重さ 357g 374g
Wi-Fi
実勢価格
(レンズキット)
約65,000円 約80,000円

おわかりの通り、主な違いは、連続撮影のコマ数が8.0/秒から8.5/秒に増えたぐらいです。性能にほとんど差はありませ。。それでも、価格には1万5,000円の差があります。

この表に書いてあること以外にも、デザインがちょっと洗練されてスタイリッシュになったり、細かい機能が増えた部分はあります。でも、増えた機能はそんなのがあっても使いこなせるのかかっていうぐらいの場合がほとんどで、性能の違いはホントに些細なものです。それなのに値段がけっこう違う。

「新しい製品の方がデザインが気に入ってるから」ということであれば、最新機種を選ぶことへの満足度も高まるでしょうが、カメラは基本的に「いい写真」を撮るためのものですので、カメラ初心者であれば画質やシャッタースピードなどの基本性能で選ぶのが正解だと思います。

2.モデルチェンジが早すぎるから

モデルチェンジ

イメージセンサーや画像処理エンジン、さらには手ぶれ補正機構といった写真の善し悪しを左右するテクノロジーは、1年や2年で革命的な要素が誕生することはまずありません。ですが、カメラのモデルチェンジのサイクルは、2年程度であることが多いです。

5年以上前のカメラなら、性能にオートフォーカスに迷いがあったり、写りにバラツキがあったりすることはあります。でも、この2〜3年で発売されたカメラなら、そのへんの性能も十分に満足できるレベルになっていますから。

新発売のミラーレス一眼のうたい文句をながめていると、相当に微々たる機能向上で、素人には違いがまったくわからないようなものもあります。

スペック表からすると進歩しているように見えたり、革新的な機能が加わったようにみえても、カメラ初心者が使うには、別段どっちでも、、、という変化なケースが多々あります。

もちろんメーカーとしては、ライバルと差を付けるため、ちょっとでも高画質で、ちょっとでも速いAF、ボディを0.01mm薄くするために、膨大な開発費を投入しているのかもしれません。

ただし、特段の革新的な要素がなくても製品のモデルチェンジを早くするために、無理やり作ったと思えるような最新版も必ずあります。

3.本体よりもレンズが大事だから

レンズ

これまでの説明でミラーレス一眼の本体は型落ち品を買った方がコスパが高いことがおわかりいただけたかと思います。

型落ち品を買って浮いたお金をどうするか?

レンズを買いましょう!

レンズ交換式カメラの醍醐味は、さまざまなレンズを駆使して、写真が撮れることにあります。高価な単焦点レンズは光を集めやすいため鮮やかでキレイな写真を撮影できます。
望遠レンズは言うまでもなく遠くを撮影できるようになりますし、魚眼レンズやマクロレンズなどコンデジやスマホでは撮れないような面白みのあるものが揃っています。

被写体を大きく写せる「マクロレンズ」や、背景をぼかすことができる「単焦点レンズ」などをカメラと組み合わせることで、スマホやデジカメとは違った構図の写真が撮れるようになるわけですから、レンズの種類は多いに越したことはありません。

スマホやコンデジのカメラしか使用したことがない方にはわかりにくいことですが、交換レンズはカメラ本体ほど陳腐化しません。「主役→カメラ、消耗品→レンズ」というイメージに囚われると、選択を誤ります。

むしろ逆で、買換えサイクルは、「 レンズ > カメラ 」となるからです。

交換レンズは、光学的技巧で設計されるものであり、原理的には過去のものと変化が少ないものです。秀逸なレンズであれば10年も愛好することができる場合もあります。つまり交換レンズはユーザーにとって消耗品ではなく資産なのです。

ちなみに「中古」ってどうなの?

ちょっとでも安く購入したい場合は、「中古品」という選択肢もあります。

でも、ミラーレス一眼の中古品の購入はあまりおすすめしません。

というのも、カメラ本体にはシャッター耐用回数というものがあって、数万〜十数万回といったようにシャッターを切れる回数があって、それがカメラの寿命になるからです。

シャッター回数を調べる方法はありますが、購入時点ではそれは明示されていません。したがって、ちょっとでも費用を抑えるために最新機種の中古品を買うですとか、型落ち品であっても中古の購入には注意が必要です。

一般的に、型落ち品の新品が販売されているのは、せいぜい一世代前のものになるので、二世代前のものであっても、中古品しか店舗に出回っていないのであれば、選択肢には入れないほうが良いでしょう。