Panasonic「LUMIX GF9」を徹底レビュー – めちゃくちゃ軽くて自撮りに最適、レンズも2本付属のミラーレス

2017年8月8日

どんなカメラなの?

  • 有効1600万画素の4/3型Live MOSセンサー
  • 上位機種「LUMIX GH4」と同等という画像処理エンジン
  • 秒間30コマの高速連写ができる「4Kセルフィー」ほか自撮り機能が充実
  • 269gの超軽量ボディ
  • 撮影可能枚数は約210枚と少なめ、でもUSB充電が可能
  • 4K動画が撮影できる(最大5分)

基本情報

LUMIX GF9は、「LUMIX GF7」の後継となるエントリー機です(GF8は日本では未発売)。
最新の4K機能を搭載することで、自分撮り撮影時に秒間30コマの高速連写ができる「4Kセルフィー」を搭載。撮影後に手軽にベストショット写真を選ぶことができ、GF9で撮影した画像をスマートフォンなどに素早く転送可能であるなど、自撮りに特化したミラーレスです。さらに、ローパスフィルターレス16M Live MOSセンサーと新ヴィーナスエンジン搭載により高画質、高速・高精度AFも実現。

キットレンズは薄型の標準ズームレンズ「LUMIX G VARIO 12-32mm F3.5-5.6」と大口径の標準レンズ「LUMIX G 25mm/F1.7 ASPH.」の2本が付属。

VARIO 12-32mmは、広角から標準域まで1本でカバーでき、画角で撮影できるため、複数で撮る時もより多くの人数がフレームに収まり、背景もしっかり広く撮ることができ、自撮りにも向いています。

広角側の焦点距離が24mm (35mm判換算)と短く、画角が広くなるため、複数で撮る時もより多くの人数がフレームに収まり、広く背景を撮ることができ、自撮りに向いています。

 
 

一般的なレンズやスマートフォンのカメラ機能の場合 (via OLYMPUS)
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広角のレンズを使った場合 (via OLYMPUS)
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自撮りに特化したデザインと軽量ボディ

カラーはシルバー/オレンジの2種類。女性向けを意識したデザインで、ポップかつシンプルな印象です。ボディサイズや重量は前モデルのGF7とほぼ同じ。重量は約269g(バッテリー、記録メディア込み)、約239g(本体のみ)。ポケットに収まるぐらい小さいつくりです。

フラッシュは内蔵されますが、EVFとホットシューは非搭載。記録メディアはmicroSDカードのみ。撮影可能枚数は約210枚。USB充電に対応しました。小型・軽量である代わりにグリップはありません。手の大きい人ですとホールド感に若干不安があるかもしれませんので、その場合は補助グリップも検討すべきと思います。

背面モニターは3型約104万ドットの180度チルト式タッチパネル。

モニターを上方に180度回転させると、勝手に「自分撮りモード」に切り替わります。液晶モニターの表示も自分撮りモード専用のものとなり、モニターを見ながら簡単に構図が決められます。 

また、自分撮りモードのときに限り、通常のシャッターボタンに加えて、Fn3(フォーカスセレクト)ボタンもシャッターボタンに切り替えることもできます。

カメラを自分に向けると、シャッターボタンはレンズの左側に来てしまうので、左手で押さないといけません。しかし、GF9であれば左右どちらでもボタンが使えるので右利きなら右側のボタンをシャッターとして活用するのがよいでしょう。

画質はどうなの?

撮像センサーは有効1,600万画素の4/3型Live MOS。ローパスフィルターレスで、上位機のLUMIX GH4と同等という画像処理エンジンを採用。感度はISO200〜25600(拡張設定でISO100)。

また作品志向の新機能では、比較明合成、カメラ内RAW現像のほか、パナソニックの新モノクロモード「L.モノクローム」をLUMIX GX7 Mark IIなどに続いて搭載。AF速度は向上しており、空間認識AFは進化している要素です。連写は5.8コマ/秒(シングルAF)、5コマ秒(コンティニュアスAF)。

画質的には前モデルGF7から大きな変化はありません。でも、エントリーモデルとしては十分な画質といえますし、不足はありません。

自撮り向けの各種機能

GF9には、自撮りに特化したフィルターが多数搭載されています。

①4Kフォト+セルフィー

パナソニックではすでにおなじみの「4Kフォトモード」を搭載。これは、秒間30コマ連写の写真からお気に入りの1枚を選べるモードです。GF9では、セルフィーモードと4Kフォトを組合せて使うことで、たくさん連写した自分撮り画像の中から、好きな一枚、決定的な一枚を選べるようになりました。

②自撮りパノラマ

最近の多くのカメラにはパノラマ撮影の機能がありますが、GF9では珍しくセルフィーでもパノラマセルフィーが撮れる機能もあります。広い景観や高い建築物を背景に自分撮りしたいときに活躍しそうです。

 

③美肌モード・スリモード

自分が望む肌の色・なめらかさに設定できる「美肌効果モード」を搭載。肌の質感を調整できます。

美肌効果は10段階の補正効果が選べますが、やり過ぎると不自然さが出てしまうので、適度な美肌感をさりげなく使う感じでしょうか。もちろん、効果を液晶モニターでチェックしながら調節できます。

さらに、小顔に見せることができる「スリムモード」など、ちょっと盛ったセルフィーにも。こちらも美肌モードと同じく10段階から選択できますが、効果を上げていくと明らかに顔が長くなったり不自然さが目立つので、モニターでチェックしながらさりげない調整をしながら使うのがオススメです。

Wi-Fiでスマホに転送

Panasonic Image App

もちろんWi-Fi機能も搭載。いい自分撮りが出来たらシェアしたい!と思ったらすぐにSNSに投稿できます。事前に専用アプリ「Panasonic IMAGE App」のダウンロードが必要です。

また、アプリでのカメラのリモート操作も可能で、スマホ内のセンサーが感知し、ジャンプしてシャッター動作する「ジャンプスナップ」など、スマホ連携によって撮影の幅も広がります。

22種類のクリエイティブコントロール

好みの色調に合わせた表現が楽しめる「クリエイティブコントロール」。写真にアーティスティックな効果を加え、それをモニターで確認しながら絵作りを楽しむことのできるこのクリエイティブコントロールは、22種類。

光に包まれた柔らかく懐かしい雰囲気をかもし出す「オールドデイズ」や荒い粒子でハイコントラストなモノクロ写真ならではの力強さを表現した「ラフモノクローム」、そして、淡い色調で空想の世界のような雰囲気に仕上げる「ファンタジー」など。

 

これは買うべき?

GF9は、インスタグラムやFacebookなどのSNSユーザーにおける「より自分を美しく撮影したい」、「簡単に思い通りの高画質な写真をアップしたい」というニーズを全面に押し出したモデルです。

秒間30コマの高速連写で自分撮りができる「4Kセルフィー」機能などが充実していて、ノイズ耐性にも強い高画質、ポケットにも収まるコンパクトボディが魅力です。女性の手にすっぽりと収まるサイズ感で、カバンに入れてもかさばりません。

レンズは2つ付属していて、1つはセルフィー向きの広角域を持つ標準ズーム。もう1本は単焦点レンズで、背景ボケの写真なども楽しめます。値段も安く、コスパも高いです。

一方で、ボディのコンパクト性を追求した結果、バッテリーライフが210枚と少ないことから、旅行など長い時間撮影したい用途には不向きな面もありますが、USB充電にも対応していることからその点もリカバリーできているのではないでしょうか。なかなか隙のない仕上がりとなっています。

良いところ

  • 4K PHOTOなど多彩な自撮り機能
  • 標準ズームレンズと単焦点レンズの2本が付属
  • 4K動画撮影可能
  • MicroUSB経由で充電が可能
  • 女性でも片手で持てる超軽量ボディ

微妙なところ

  • メモリーカードが、SDでなくMicroSD
  • バッテリーライフが短い (210枚)
  • グリップがないため、ホールド感が小さい

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