そもそも一眼レフは時代遅れ?

2017年2月11日

スポンサーリンク

10年も経てば一眼レフ機は,情感を重視した低機能の商品として,細々と命脈を保つだけになるだろう」(さらば、一眼レフ 「ミラーレス機」の秘密)といった見方すらされています。

写真愛好家などが使用するデジタルカメラの高級機種といえば、これまでは「一眼レフ機」がその代名詞でした。しかし、一眼レフというは、光学部品の成形や光軸合わせに職人技の微調整が必要となる特殊技能の結晶のような製品で、キャノンやニコンといった銀塩フィルム時代から続く老舗企業でしか提供できませんでした。ミラーレス機の登場によって、老舗メーカーもこれまでの技術優位性が意味をなさなくなり、市場に大変革が起きる可能性があります。

一眼レフもこの数十年でそれなりの製品としての進化はあったものですが、競争は限定的でした。一眼レフでは、機構が原理的にフレンジバック(ペンタプリズムの光路)が長くなってしまい、そのままだとOVFのファインダー像が小さくなってしまうため像の拡大とと光学的な雑音である収差の補正を1個数十米ドルの「高価な光学部品」を多用することで実現するしかありませんでした。また、カメラが設計通りの精度(視野率や各光学部品の面精度)を満たした上で光学部品の位置を熟練工が調整しなければならず、さらに部品の仕入れ先が,社内の別部門やHOYAなど特定メーカーに集中しており、市場競争が限定的になりがちでした。センサーサイズを大きくした上位機種の価格が数十万円もするのはこういった理由です。

ミラーレス一眼は、ファインダーをOVF(光学式)からEVF(電子式)に置き換えることで、一眼レフ並みに高画質な写真を撮ることができるレンズ交換式カメラを、少ない部品点数で驚くほど小さく製造できることを実現しました。

また、一眼レフには「撮ってみるまでどんな写真になるかわからない」といった課題があります。これは一眼レフの最大の欠点で、実際に撮ってる画像がミラーが跳ね上がってファインダーがブラックアウトしてしまうために見られないというものです。
デジタル一眼レフはプロかハイアマチュアが使ってたのでそれらは「お約束」であり、それを当然のものとして受け入れてきました。今までコンパクトデジカメを使っていたユーザは「せっかく背面に液晶ディスプレイが付いているのになぜ撮影後の映像しか見られないのか?」と疑問に感じたと思います。