カメラ上級者「ミラーレス一眼は機能が物足りない」 ?

2017年2月11日

ここ最近、ミラーレス一眼カメラがカメラユーザーを中心に話題にのぼることが多くなって来ている。

カメラ上級者達は今のミラーレスブームをどのように見ているのだろうか?

アイシェアは、一眼レフカメラの利用経験年数が3年以上あり、ミラーレス一眼カメラのスペックなどを知っている30代以上のカメラ上級者 1,144名から、ミラーレス一眼カメラと一眼レフカメラそれぞれの利点、欠点について複数回答でアンケート調査を実施、集計結果を公開した。

ミラーレス一眼は「小さくて安い」しかし、「機能や拡張性に不満」

まずは、話題のミラーレス一眼カメラ。ミラーレス一眼カメラの利点は「小型軽量(75.7%)」を選択する人が最も多く、「一眼レフカメラよりも 安価(39.1%)」「ミラーショックがない(30.2%)」がそれに続いた。

欠点は「レンズの種類が乏しい(39.2%)」、「オートフォーカス速度が遅い(30.1%)」、「精密なマニュアルフォーカスが難しい (28.9%)」「ファインダーにタイムラグがある(25.3%)」が上位に入っている。

軽くて小さく一眼レフカメラよりも安いが、レンズの種類が少ない。またファインダーのタイムラグやフォーカスの速度や精度についても難点があると 思われている。

一眼レフカメラは「カメラとしての性能が魅力」でも、「高価で大きい」

一方、一眼レフカメラはどうだろうか。一眼レフカメラの利点は、「レンズの種類が豊富(79.7%)」が最多となった。2位以降の答えとして、 「光学ファインダーなので瞬間を捉えやすい(49.2%)」、「シャッターの感触が気持ちいい(40.9%)」「過去のレンズ資産を流用しやすい (38.1%)」が続いた。欠点は「本体が大きく重い(74.1%)」、「価格が高い(55.2%)」が上位となっている。

両者に対するそれぞれの意見をまとめると、「軽くて安価なカメラ」を求めるならミラーレス一眼カメラ。レンズの種類、フォーカス速度・精度などの 「機能・性能を追求する」なら一眼レフカメラといった傾向がうかがえる。

用途別に考えると、手軽にスナップ写真を撮りたい時はミラーレス一眼カメラ、しっかりとキレイな写真を残したい時は一眼レフカメラと言うことがで きるのかもしれない。

カメラユーザーの関心はやはり「機能・性能」に

次に、ミラーレス一眼カメラを現在所有しているまたは所有したことがある209名に、入手前にミラーレス一眼カメラに対してどのような期待をして いたかを複数回答で聞くと、「小型軽量(61.7%)」、「操作が簡単(42.6%)」、「一眼レフカメラよりも安価(34.4%)」と、機能面以外の操 作性やコストパフォーマンスを求める声が多かった。

実際に使ってみた後、これらの期待していた項目に満足度の点数をつけてもらうと「80点(64.1%)」と相応の評価を得ている。

しかし、 期待していた点以外でミラーレス一眼カメラのがっかりしたところを聞くと、「オートフォーカス速度が遅い(30.1%)」、「レンズの種類が乏しい (28.7%)」、「バッテリーの消費が早い(25.8%)」など、カメラとしてのポテンシャルに物足りなさを感じている要素が少なくないことがわかっ た。

また、ミラーレス一眼カメラ、一眼レフカメラを問わず、カメラの購入において重視する点を複数回答で問うと、「機能・性能(89.1%)」が1 位。2位は「レンズ」と「価格」が同率(69.9%)。4位にブランド・メーカー(48.3%)という結果となっている。

アンケート結果では、軽さや価格面ではミラーレス一眼が優勢だったが、カメラユーザーが最も重視している機能・性能、レンズなど撮影精度に関する 視点では一眼レフカメラに軍配が上がった結果と言えよう。

2010年9月2日 読 売新聞)

個別に見ていくと、色々と発見があります。

まず、以前使っていたレンズを流用しにくい、というのはミラーレス機に限らずメーカーを変えた場合には必ずマウントの問題がつきまとうものですので、まあ当然といえば当然だと思います。

オートフォーカスの速度が遅い、バッテリーの減りが早い、レンズの種類が豊富、といった項目は、過渡期的な現象かと思います。ミラーレス機のデバイス部分である画像素子や半導体の性能は倍々ゲームで向上しているわけですから、いずれは気にならなくなるのかなぁ、と。

唯一の解消できない欠点といえば、「シャッターの感触が気持ちいい」でしょうか。ミラーレス機も音だけはパシャパシャと一眼レフ機を真似た効果音がありますが、レフ板が跳ね返る感触だけは真似できません。