「α9」と「OM-D E-M1 Mark II」からみる「電子シャッターとメカシャッター」の違い

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SONYからリリースされるα9は、フルサイズセンサー搭載で、ブラックアウトもなく、ローリングシャッター歪みのない、RAWでも200枚以上連写できるバッファで、20コマ/秒の連写というスペックが話題となりました。一方で、ミラーレス一眼ではすでにOLYMPUS OM-D E-M1 Mark IIが、18コマ/秒のAF追従連写を実現しています。

いずれも電子シャッターに関する技術の進歩によって実現出来たものになります。MirrorlessComparisonに「SONY α9」と「OLYMPUS OM-D E-M1 II」について、主に電子シャッターをテーマに記事が紹介されていますので一部を抄訳します。 

 

電子シャッターとメカシャッターの違い

メカシャッターとは、撮像センサーの前にあるカーテンのような幕(先幕と後幕の2つ)が、上がったり下りたしして、シャッタースピードや露出を制御する仕組みです。一眼レフのレフ板と同じように機械制御になりますので、スピードや振動などの物理的な制約を受けます。

現物の動きは↓です。

α7R 、X-T2のメカシャッター(スローモーション)

 

次に、電子シャッターとは、幕を利用せずに、撮像センサーの電子的制御のみで、シャッターを切る仕組みのことを言います。機械制御の振動もなく、連写速度やシャッタスピードを高速化できるメリットがあります。

E-M1 Mark IIは、2000万画素のRAWファイルをAF追従で18コマ秒、AF/AE固定で60コマ秒まで連写ができます。メカシャッターの場合はAF追従で10コマ秒が最大です。
 

E-M1 IIのメカシャッター(10コマ/秒)

E-M1 IIの電子シャッター(18コマ/秒)

 
 これまで電子シャッターには、「高感度ISOが使えない」「RAW形式のbit深度が低下」「スローシャッターに制限」「ローリングシャッター歪み」などのデメリットがありました。
 
しかし、E-M1 Mark IIをはじめとする最新機種では「ローリングシャッター歪み」を最小限に抑えることに成功しています。さらに、SONYのフラッグシップα9では、電子シャッターでもローリングシャッター歪みをほぼ無実化したうえに、ブラックアウトなしの20コマ秒の高速連写を実現しています。

SONY αの電子シャッター(20コマ/秒)

 

プリキャプチャ機能

「OM-D E-M1 Mark II」には、「プロキャプチャー」というモードがあり、シャッターボタンを全押しする1秒前まで遡って記録してくれて、決定的瞬間を逃さずに撮影できるというものです(オリンパスの純正レンズのみ対応)。

まとめ

電子シャッターは、デメリットも様々ありましたが、技術の進歩によりEVF・連写性能が向上しています。さらにグローバルシャッターが登場するとさらにパフォーマンスが押し上げる可能性があり、その時は長い歴史のメカニカルシャッターに終わりを告げるかもしれません。