「花火」を撮影する

2017年3月4日

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花火撮影に必要な機材

最低限の道具としては、次の3つが必要です。

【必須】
・カメラ本体
・ズームレンズ
・三脚

花火の撮影は、10秒を超える長時間露光になるため手持ちでの撮影は不可能です。ブレの影響を受けずに撮影するために三脚が必須となります。

レンズは、ズームレンズが良いです。花火撮影は構図を構図を変えるために撮影者が位置を動かすことが難しいため、ズームレンズで寄ったり引いたりしながら、良い構図を探すこととなります。かなり絞り込んで撮影するため、高価な明るいレンズである必要はありません。

全体を狙うなら広角側、部分を狙うなら望遠側を使います。

And the fire work......
<望遠側で撮影。寄って撮影したい場合 Photo by Fernando Farfan.ca>

【あればなお良いモノ】
・レリーズorリモコン
・NDフィルター
・予備バッテリー

レリーズは、シャッターを押したときにカメラが動いて像がブレるのを防ぐために、持っていた方が撮影効率は向上しますが、わざわざ購入するのが面倒な場合は省略しても大丈夫です。レリーズが無い場合はセルフタイマーを利用しましょう。2秒のセルフタイマーを利用すると、シャッターボタンを押してから2秒後に撮影されるので、シャッターボタンを押す際に発生するブレを避けることができます。

NDフィルターは、長時間露光や多重露光のとき、光量を調整して露出オーバーを防ぐために使います。スターマインなどの発光の強い花火を撮影するときなど、NDフィルターを使うことで必要以上にF値を絞り込まずに済み、小絞りボケ(絞り込みすぎによる画像のシャープさの低下)の発生を避けられます。

また、撮影では長時間露光が多くなるので、通常の風景撮影より電池を消耗する。バッテリーはフル充電での準備を怠らないようにしましょう。大規模な花火大会などで開催時間が長い場合は、「電池が切れた後半でシャッターチャンスが…」なんてことにならないように。予備バッテリーもがあると安心ですね。

撮影前の準備

(1)場所の確保
 花火の撮影は、場所確保が重要です。三脚を設置しても邪魔にならない大きさを確保する必要があるので、早めに会場に着いてベストなスペースを確保しましょう。

一つの切り口としては、「打ち上げられる花火を正面で捉えられるところ」ほど良い撮影ポイントと言えるでしょう。

Seoul International Fireworks Festival 2011
<正面を陣取らないと大輪がキレイな円形とならない Photo By HMLinh>

(2)カメラのセッティング
 次に、カメラを三脚にセットして、カメラ本体とレンズの設定を行います。カメラの設置は縦でも横でもかまいませんが、地面と水平になるように角度を調整します。
レンズのピントは基本的にMFで「無限遠」でOKです。花火までの距離やや近い撮影では個別に合わせる必要があります。

(3)モード設定
・露出は「マニュアルモード」を使います(ダイヤルにはMと表記されているもの)。
・シャッタースピードは、「バルブ」に設定。
・ISO感度が200であればF16、100であればF11前後が目安。短時間に玉数が多いスターマインの撮影は、たくさんの花火が重なるように打ち上げられるため、そのまま撮影すると露出オーバーになってしまう。絞りをF22以上にするか、NDフィルターをレンズ前に装着。
・露光時間は、「10秒」ぐらい。
・ホワイトバランスは、マニュアルで「太陽光」に固定するのが自然な発色となります。また、「ピクチャースタイル」など色合いを決めるモードは、「ニュートラル」や「スタンダード」など誇張のない発色が特長のモードがおすすめです。

撮影の基本

花火の発射に合わせシャッターを切り、玉がヒョロヒョロと上がり始めてから、大輪が咲き終わるのを待ってシャッターを閉じます。

これで、単発の花火の撮影は完了です。あとは、連発の花火をどうやってフレームに収めるか、構図をどうするか、あなたの工夫で写真の善し悪しやバリエーションが決まります。

花火
<基本パターン。花火全体をバランスよく構図に収める Photo By kariya>

Happy New Year!
<手前の人垣や建物を入れるパターン Photo by Adam Hansen>

Green palms
<花火を見上げる人々を手前に入れると臨場感が伝わりやすい Photo By Himadhu>


露光のテクニックと工夫次第で、こんな面白い作品も撮れます。
http://www.buzzfeed.com/txblacklabel/long-exposure-with-fireworks-28m7