「花」を撮影する

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花は、もっとも写真の素材として使われているものの一つであることは、疑いがありません。私たちは無数の花に囲まれて暮らしており、色、形、大きさは、バリエーションに富みます。

しかし、花を撮影する人のほとんどは、根本的な間違いを犯しています。これによりパンチのないショットになってしまっています。インパクトのある花の写真を撮るには、いくつか原則があります。これにより、被写体のディテールを表現し、見る人の目を引きつけることができます。これから紹介するTipsをマスターすることにより、今までの写真を超越し、違ったやり方の良い構図も発見できるようになると思います。

1: 何を撮るか決めること

まず、被写体を明確にしましょう。一輪の花、つぼみ、フィールド全体など。単に「花を撮る」というのではダメです。そこが曖昧だと、焦点の定まらないパッとしない写真になってしまいます。

Osteospernum
被写体のもっとも興味を引かれた部分を捕らえ、ズームで撮る (Photo by Auntie P.)

その被写体のどこが良いと感じたのか? 果実なのか、花びらなのか、葉なのか、もしくは全体なのか。はっきりと視点を定めてから、それを中心にした構図を設定しましょう。

大胆に寄って、被写体の周辺が切れてしまうことを躊躇する必要はありません。写真を見る人の興味や関心は、あなたが撮りたいものよりもっと細部であることが多いものです。

周囲を見回して写真に収めた被写体を探してみてください。撮りたい花にハチやクモが群がっている場合があります。次に、広い範囲を撮影しましょう。興味深い建築物や農機具が写っているやもしれません。

1: 「色」がすべて

花の撮影においては、配色がもっとも重要な要素です。色彩豊かで鮮やかな写真が、暗くてどんよりしたものに勝らない筈がなことは明白です。野外で撮影するなら、晴天の日を選ぶべきです。自然の太陽光ほど色彩に魅力を加えるものはありません。

For you / Para vosotras (Sant Jordi)
晴天の太陽光ほどの好材料はない (Photo by SantiMB.)

質感やディデールは、写真のクオリティを向上させる重要な要素です。時に、横からさす光は、重なる花びらの微かな影を浮かび上がらせ、細部を際立たせます。

3: カメラの設定

花の写真は少しでもピントがずれただけでも、かなり残念な結果になります。撮影は、シャープに写るまで時間をかけましょう。
Himalayan Blue Poppy
高い解像度、浅い被写界深度、が写真の魅力を最大限に高める (Photo by Evan Leeson.)

・フォーカスは「MF」(マニュアルフォーカス)に設定
・露出は開放付近

マクロレンズで撮影する場合は、三脚があるとなお良いです。接写、かつ、浅い被写界深度での撮影は、少しのブレが写真の出来を台無しにしてしまいます。

また、撮影者やカメラの影が花にかぶってしまうと、これまた残念な結果になります。撮影の視点を選ぶ際は、しばらく同じ場所にとどまった長い撮影時間を前提に、太陽が動いても大丈夫な位置を計算しましょう。

4: 待つ

花の撮影において、忍耐力は大きな美徳です。花畑で長い時間を過ごす準備をし、シャッターの上に指を置き、花の揺れるのが収まるのを待ちます。温暖な日であれば待つのは苦痛ではないでしょうが、風の強い日は苦労すると思います。

Sunny Side Up
(Photo by Jim.)

風を止めるには、横に傘などのもので遮るか、知人に風上に立っていてもらうのもよいでしょう。もしくは、花の茎を動かないように掴むことです。もちろん、手を動かさないように、自分の影が被らないように。

引用:Flower Photography(Photography Mad)

その他

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