「流れる水(滝、渓流、川)」を撮影する

2017年6月18日

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川や滝が白い糸のようにく流れる写真の撮り方を紹介します。
滝、岩に当たって上がるしぶき、奔流などの動きを捕らえます。

この撮影のコツは、カメラの設定の仕方に尽きます。モードダイヤルを「シャッタースピード優先」または「マニュアル」に切り替えて、次のとおり設定します。

シャッタースピード
流れる水といってもそれぞれ様態が異なるので、正しいシャッタースピードというのはありません。しかし、水の流れを表現するには、0.3秒から数秒の時間が必要です。おおまかには、1秒に設定して、試し取りしながら徐々に適正露出を探すというやり方があります。

三脚
数秒のシャッタースピードで撮影するため、手持ち撮影は不可能です。しっかりと固定できる三脚が必要です。

ISO
もっとも低い設定(通常は100)に設定しましょう。カメラの感度を下げる、露出オーバーを避けることができます。また、写真のノイズレベルを下げることにもつながります。

絞り
長い露光時間にするために、絞り込みます(Fを大きく)。また、これにより被写界深度が深くなり、景色全体にフォーカスすることができるようになります。

フィルター
シャッタースピードを遅くする場合、レンズに入ってくる光の量を減らすために「NDフィルター」を必要とする場合があります。プロの自然写真家は減光のためによくこのフィルターを用います。

撮影のベストな時間帯は?

晴天は、水の流れを撮影することに適しません。激しい光は風景全体に影がかったものにするため、正しい露出を得ることが難しくなるのです。また、水面や濡れた岩肌などの反射を激しくし、これにより写真上に白い点としてノイズが残ります。

Propelled
(Photo by Nicholas.)

これらの問題を避けるためには、いわゆるゴールデンアワーと呼ばれる「日の出」または「日の入り」付近の時間帯に撮影することがベストです。すなわち、スローシャッターを行うために光の量が少なく、適正な露出が得やすいコンディションです。
同じ理由で、「曇りの日」も適したコンディションといえます。

良い構図を見つけるには?

ユニークな視点を探す
滝を見つけたとき、ほとんどの人は川岸、小川に陣取って、滝に向かってカメラを構えます。これでは、過去にあらゆる人が撮影している典型的な構図にしかなりません。

(Water [Fall) Season]
(Photo by Jeff Smallwood.)

時間を使ってあたりを散策し、ユニークな撮影ポイントを探しましょう。高所から、葉や枝の間から、滝の裏側から、清流の上からなど、バリエーションはいくつもあるはずです。

人や風景を含める
流れる水の写真は、ありきたりなものになってしまいがちで、どこで撮影してもどこかで見たことがあるような構図になることが多いものです。この問題を克服する一つの方法としては風景の魅力を増す別の要素を写真に含めることです。

Waterfall in Donegal, Ireland
手前に別の被写体を含めるパターン (Photo by Becky.)

前景の岩、橋、変わった植物などは、写真の含意を増すためのよい材料です。これらは写真を見る人に視点を与え、写真の中の文脈をたどり注意を向けさせることにつながります。

人物を含めることも一つの手です。人物は写真のさびしさを埋めたり、風景のスケールを伝えるための視点ともなります。

風景写真の中に収める
滝などを風景の一部としてフレーミングすることも、凡庸な写真から抜け出すひとつの方法です。

Waterfall Seljalandsfoss at dusk
風景にフレーミングすることでユニークな構図になる (Photo by Arnar Valdimarsson.)

流れる水の写真は、マスターするには一筋縄にはいかない題材のひとつです。最高の一枚を撮るためには、忍耐力、きちんとした方法論、ある程度の経験が必要になります。しかし、うまく撮影できたときの感動は、それまでに投入した時間や労力に報いるものになると思います。

引用:The Secrets of Stunning Waterfall Photography(Photography Mad)